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何があっても 愛で乗りきれるのだぁ ねっ

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#5  比較的 悪性  

  今、ある奇跡
5年後生存率64%を乗り越え~ 
    
    これは、私自身が体験した実話です。
   今、ご本人もしくは大切な人が、病と闘ってる方々に、
    少しでも勇気を与えることができれば 光栄です。


結局、検査結果まで、初診から10日が経過していた。
その日も、主人は病院に同行してくれていた。
手術っていってもなぁ~、しばらくは仕事忙しいし、
今すぐはお金ないし、
いつ頃にしてもらおう?なんて会話をしていた。

いよいよ、診察室へ。
妊婦じゃないんだからと、主人は、一緒には来ず、
隣の歯科の待合にいると
私に告げた。

診察に入ると、MRIのフィルムが 明るく照らし出されていた。
T先生は、入るなり すぐ 画像の説明を始めた。
素人がみても、一体どこが何でとか、さっぱりわからない。

「やっぱり、卵巣がこれだけ大きくなってるわ。
この中に、いろいろ血のかたまりやらできてくるんや。」 
というようなことを淡々と話していき、
そして、いきなり

「このへんに、嫌~な影があるんや。」と言った。

どきーーーーーーん!

何?どういうこと?と質問する間もなく、
「はっきりとは見えにくいけど、比較的悪性の可能性が強いな。」

それって、がん?ってこと? 声も出ない。
「それと、腫瘍マーカーの結果みると、正常値の10倍の数値がでてる。
腫瘍マーカーだけでは、決めつけられへんけど、
あんたの場合、画像と血液検査の結果をみると、

比較的悪性に近いな。 とにかく、手術してみないと
わからんから、早速、手術の日を........。」

ちょ、ちょっと待ってください。主人、呼んできてもいいですか?
  
こういうのが、精一杯だった。
「なんや!ダンナさんきてるんなら、すぐ呼んできて!」と言われ
  
私は、頭が真っ白になりながら、
歯科の待合にいる主人のところへ行った。

私「先生が話があるって。」
主人「話って?」
私「あんまり、よくないみたい。とりあえず来て。」
主人も動揺しただろう。二人で、診察室に戻った。

その後は、また 主人に一から話してくれた。
もう、わたしの耳には、何も入る余地がなかった。
ただただ、ボーっと、していた。

泣きたい気持ちになった。
そして、先生の後ろにいた看護師さんの顔の表情を見て、
私の病気がどれほどの
重さなのか、必死に覗っていた。

そして、この時 主人と私は同じことを、思っていた。

ドラマみたい.......
でも、こういうことって、本人に言うの?
と。
                                         次回へ

    

by oreihuzusakay266 | 2009-10-02 15:47 | 今、命ある奇跡 | Trackback | Comments(0)

by yachuka