#7 疑う余地なし?
これは、私自身が体験した実話です。
今、ご本人もしくは大切な人が、病と闘ってる方々に、
少しでも勇気を与えることができれば 光栄です。
地獄の3日間を過ごし、いよいよ 入院生活が始まった。
不思議と 安堵感があった。
目に見えない敵と闘う日々から、
かといって、ガンならガンだと言ってよ!
入院してすぐ、看護師さんと二人きりで
看護師さんは「先生から聞いた?」といきなり尋ねた。
はい、と答えると、
「びっくりしたやろ?これからは不安に思ってることとか、
と、優しく言ってくれた。
私は、ギリギリまで、ガンではない方に賭けていた。
後日談で、主人は 検査結果の時から、
そして、T先生も。
しかし、主人はずっと、私のそばで
そして先生も、ガンでない他の病名(子宮内膜症)を口にして、
その可能性も0ではないと、苦しい診断もしてくれたりした。
手術するまでの4日間は、比較的穏やかに過ごした。
バイトの仲間が見舞いにきてくれたり、妹とゆっくり話したり、
外出も許可されてたので、毎晩、実家にお風呂をもらいに帰った。
入院中も、何回か内診を受けたが、日に日に超音波画像が
変化していってることを告げられた。
私は、ガンじゃないほうに向かってることを願った。
手術前日に T先生から 手術の詳しい話があるということで
夫婦揃って、ナースステーションへ行った。
話は、もはや、ガンであること前提の話だった。
まず、進行具合によって、摘出する部分が異なるということ。
ステージ1 右卵巣の悪い部分のみ摘出
ステージ2a 右卵巣のみ摘出
ステージ2b 右卵巣と左卵巣にも転移
ステージ2c 右卵巣と子宮にも転移
このような感じだったと思う。
(その時、聞いたっきりなので専門的に違ってたら すみません。)
ステージ2の abc の種類にもよるが、その中の進行度で
右卵巣だけか、子宮も摘出するのか、
ということだった。
「画像見る限り3や4ほどまでには、なってないやろ。」
なんだかホッとした。
治る可能性は十分あるんだ。きっと。
安心して、ふとナースステーションを見まわした。
すると、ホワイトボードに
”403号室 ○○○○(私の名前) 卵巣癌 ”
もう、決定やん!
なんか、あきらめついた.........。
それから、先生は進行度別に 5年後の生存率を言って聞かせた。
あまりはっきり覚えていないが、
卵巣、子宮の全摘までに進行していたら、
64% ということだけ、頭に焼きついた。
そして、そこまで進行していた場合、
リンパ節の摘出と、腹膜の摘出、あと目に見える限りのガン細胞を
ピンセットで一つ一つ取り除いていくので、
外科の先生にもきてもらって、8時間くらいの手術になるだろう。と言われた。
そして、手術後の 抗がん剤の話まで。
ここまできて、ガンでないと信じる めでたい人がいたら、
最後に、先生が そこまで進行してなく、
手術の途中に、主人に残すかどうか 確認をします、
しかし、夫婦二人の答えは 同じだった。
とっくに、赤ちゃんは、あきらめてたんだし
転移の可能性が少しでもあるなら、
そして、T先生はこう 付け足した。
「全摘せなアカンくらいやったら、
次回へ
つい先日 今までで最高に緊張したカンファを受けたばかりです。
私の場合 ガンでないことがはっきりしているので、逆に 原因特定できたら改善する可能性は広がるんです。治らなくても薬剤コントロールができる可能性が広がります。多分…
先生から言われる一言一言って すっごく怖いですよねっ。
風邪とかだと ちゃかちゃかっと薬もらって…なんて思うけど
原因が特定されるまでの一言一言が怖くなりますよねっ。
正直 わからない!!って言われるのも 返答にこまるけど…笑
今、できることあるんじゃないかとか、思ってしまうよね。
でも、自分の力を信じてあげてね。時には、敏感になりすぎることも
あるだろうけど、常に、いいイメージを思い浮かべるといいよ。
実践済みだから(^^♪