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何があっても 愛で乗りきれるのだぁ ねっ

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#8  手術

  今、ある奇跡
5年後生存率64%を乗り越え~ 
    
     これは、私自身が体験した実話です。
   今、ご本人もしくは大切な人が、病と闘ってる方々に、
     少しでも勇気を与えることができれば 光栄です。


手術を翌日に控え、個室に移っていた。
今までは4人部屋だったので、急に殺風景な感じに困惑した。

なんか、怖いというか薄暗いような......って思ったら、
蛍光灯1個切れてるではないか!
  
縁起でもない
すぐさま、メンテの人に来てもらい、新しいのに替えてもらった。

こんな時は、些細なことでも 気になってしまう。
  
しかし、もうここまできたら、まな板の鯉。
とにかく、明日の手術に備え、睡眠をしっかりとることにした。

そして、いよいよ当日。
手術は15時からの予定だったが、
急遽、ひとつ前の手術がなくなったとかで
13時からの変更になったと、連絡があった。
2時間のことで、なんとなく、心に余裕がなくなってしまった。
でも、そわそわする気持ちが 短縮されて、助かった気もした。

時間がくると、コンタクトレンズをはずし、
全身麻酔の前の軽い麻酔を打ち、
ベットに横たわって、夫、両親、妹に囲まれたまま、
手術室へ向かった。

手術室の入口で、家族とは別れることになるのだが、
私は、夫にkissをせがんだ。
麻酔で、ボーっとしていたが、はっきり覚えている。
今も主人は、看護師さんがいる前だったし恥ずかしかったって言うのだが、
私には ある思いがあったのだ。
私の家系には、昔 麻酔が合わなくて、手術中に亡くなった人がいたらしく
私も、少し その血を受け継いでいて、
検査の時にそういう反応が出ていた。

それは、盲腸の手術のときに知った。
でも、全然深刻な問題はなかったのだが、
初めての全身麻酔に 少し不安を感じていたのである。
それがあってのkissなのだった。何かあったら、後悔するし。
でも、何かあったら、
後悔することもできなくなってしまっているかっ。

しかし、私は いくら、主人が嫌がろうとも、引き下がらなかった。

そして、全身麻酔。1~20を数えるように言われたが、
12以降記憶がない。

次、気がついた時には、看護師さんが、私の体をゆすったり、たたいたりして
名前を呼んでいた。
  
麻酔から、覚めた。
終わったのだ。
すぐ、そのあと、看護師さんが
「ごめんね~」と言いながら、鼻に酸素吸入の管を入れてきた。
むせこみながら、涙を目にためて、横になっていると、ふいに
時計が目に飛び込んできた。
普段、裸眼では ほとんど見えないのに、
その時はなぜかはっきり見えた。
いや、見えてしまった.......。

時計の針は9時を示していた。

ちょうど8時間経っていた。

このとき私は、すべてを悟ったのである。
                                 次回へ
  
  
  

  
  

Commented by y-u_r-i at 2009-10-10 13:53
病院の診察室 病室 独特の空気がありますよね!!
救急対応は 本当に恐ろしいくらいに素早い。何もかもが早い。
あっという間に 身体にいろいろ。これだと何も感じないわけないですよね…。ICUに突っ込まれた時も 何も感じないわけないし…
個室に入っても ナースステーション前のお部屋も 2人部屋の個室でもネームプレートにシールつきとか 自分の状態って 肌で感じてしまいますよね~。
些細なことでも 本当に 過剰ともいえるくらい敏感に反応してしまうの ちょっと同じような気持ちあります。
でも 私 素直じゃないみたいで…というより あまり受け入れたくなかったりして 皆から 明るくて助かる!!とか 言われたりします。
正直 プレッシャーですけど、普通に接してもらえる方が 気持ち的に楽なことも多いですねっ。ちょっと支離滅裂で スミマセン!!
Commented by oreihuzusakay266 at 2009-10-10 17:12
私も入院中、細かいことくよくよと、心配してるとき、看護師さんに軽く相談したら、「そんな細かいこと、気にしてるから、あっ.....」て言われたことあって、その続きはなんなん?くよくよ気にしてるから、ガンになったって言いたいの? 
言いませんでしたけど、おい!おい!と、思っちゃいました。
腫れものさわる態度も困るけど、これはないでしょってね。
Commented by y-u_r-i at 2009-10-10 17:54
病気になると 生き方変わる!!とか いろいろ言われるのも
ものすごく繊細な 本来の自分の感覚などを取り戻す時間となるんですよね…多分
見失っていた自分 忘れてしまっていたもの そういうのを 一つ二つと取り戻していく中で 心と身体に変化が現れるんですよね。
そんな細かいこと!!って それは自分の命がかかってみなければ
わからないと思いますねっ。
正直 なってみればわかるよ!!とか 返品OK一度 この身体になってみて!!とか そうすればわかるから!!とか 
本気で思いましたねっ(笑)
Commented by oreihuzusakay266 at 2009-10-10 22:39
結局、経験してない人には 本当のことはわからないんですよね。
同じ病気であってもね。
かといって、白衣の天使に救われたのも、事実なんだけどね。
Commented by y-u_r-i at 2009-10-11 00:21
何だかんだ言っても やっぱり Drに救われ 支えられていたり
するんですよね!!
一人の人が生きるためには たくさんの人の力が命が注がれているんですよね。そして 逆に 自分も きっと たくさんの人に
力・命を使っているんですよねっ。
by oreihuzusakay266 | 2009-10-09 23:47 | 今、命ある奇跡 | Trackback | Comments(5)

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